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「軽井沢」日記⑪  2005年08月25日
打ち上げ 2001 05/05

無事クランクアップ。
今夜は打ち上げバーベーキュー大会だ!!
スタッフ、役者のみなさん本当にお疲れサマ。
今夜はおおいに飲もう、食おう、騒ごう!

助監督たちがバーベーキュー用の食材の買い出しに行っている間、役者陣と近くの牧場に牛や馬を見に行く。
ジョッキ牛乳や牛乳アイスなど食ってひとときの観光気分。
どこが地獄の合宿だ。
これじゃ慰安旅行だ。

別荘に帰ると助監督も買い出しから帰っていた。
今夜はバーベキュー、肉をたらふく食うぞ!
シネマ愚連隊の飲み会と言えば何故か焼肉が多い。飲むより食うといった感じのひとが多いせいか。
冷蔵庫を覗くとえびやホタテなど魚介類も満載。さすが愚連隊助監督、肉以外にもシーフードとはなかなか気が利いている。

さて、肉はどうかな?
牛肉、豚肉、鶏肉はもちろんのことレバー、タンなど揃っているという事なしなのだか・・・。
あら?おかしい。肉がないぞ。
冷蔵庫の中に見当たらない。どこにあるんだ。

助監督に「肉どこに置いたの?」と訊く。
助監督「予算をあまらせようと肉買いませんでした」とサラリ。
監督「に、肉なしのバーベーキューなんてあるか、バカ!」監督激怒!!

その罵声をきいて役者陣やってくる。

役者「どうしたの?」
監督「肉買ってないらしい」
役者「な、なに!?」
助監督「肉なくてもいいかと。えび買ったし」
役者「ば、馬鹿やろう!」役者も激怒!

助監督を置き去り役者陣とあらためて肉の買い出しに!
近くのスーパーもう閉まっている。まずい。
このままでは本当に肉なしバーベーキューになってしまう。

肉を求めて車で軽井沢を突っ走る。

役者A「しかし助監督のやつら、本当に肉なしでいいと思ったんですかねえ」
役者B「まだまだ現場がわかってないですね」
監督「ちゃんと怒っといたから。やつらもこれで現場の厳しさを痛感したことだろう」

閉まりかけの店に飛びこんでなんとか肉をゲット!
一同ホッとする。
別荘に帰り助監督に説教。

監督「今回は許してやるが今後このような大失態は絶対に犯してはならん」
役者「現場で肉ほど大事なものはない。肉、肉、カメラ、肉、カメラだ! 覚えとけ!」
助監督「すいませんでした。肉がどれほど大事なものか痛感いたしました。肉をなめてました。今後肉を買い忘れるような失態は絶対に犯しません。よくよく考えたら肉のないバーベキューなんてアクションのない愚連隊映画みたいですもんね」

私も今回の現場で怒鳴ったのはこの件だけ。
しかし助監督たちもこの件を経て肉の大切さが本当にわかったようだ。現場で失敗し怒られてまたひとつ映画人として成長することが出来る。頑張れ助監督諸君。

その夜の打ち上げが盛り上がったことは言うまでもないだろう。
肉美味かった!

そして軽井沢の夜はふけていった・・・




                         おしまい(笑)


『妖艶 軽井沢婦人』

出演
真美子 石川謙 佐藤瑛一 宮川ひろみ 岡村多加江 
稲葉良光 松本航平 ほか

音楽
桃井聖司

脚本・監督
高橋亨

制作
シネマ愚連隊




「軽井沢」日記⑩  2005年08月24日
撮影三日目 2001 05/05

撮影ぶっ続けで12時を回る。
日付は変わって5月5日。

宮川さん以外のナイトシーンはすべて撮り終わる。
次に撮影する予定のシーンは宮川さんも含めた登場人物がほぼ出てくるシーン。
宮川さんまだ着かない。
美術の用意。役者の立ち位置など決める。準備はすべて整った。
後は・・・

「お待たせしました。宮川さん到着で~す」

と助監督の声。
ホッと胸をなでおろす。
宮川さん必死で走って最終の新幹線に乗れたとのこと。助かった。
時刻は2時過ぎ。宮川さんのナイトシーン撮影開始。
夜があける前まで撮らねば。

撮影は予定通り順調に進む。
ナイトシーン終了。
今度は夜明けとともにデイシーンとなる。

それまでスタッフ一時間の仮眠。
昨日の午後3時から飯もかき込み状態で休むことなく走りつづけたスタッフ。
凄すぎる。
さすが愚連隊スタッフだ。
結局のところ監督である私は20分ぐらい仮眠がとれたが助監督は次のシーンの撮影準備等で寝なかったらしい・・・

デイシーン開始。
最後のクライマックスのシーンだ。見せ場だ。
手抜きはゆるされない。


「よーい、スタート」の声にも思わず力が入る。
しかし心配は要らなかった。
ザンスさん。素晴らしい。長ゼリフをすべて自分の物としている。
松本さん、石川さん、アクションさすがだ。
次々に段取り良く撮影は進む。
見せ場でもあるので自然とカット数も多くなるしテストの回数も増える。しかし役者陣、スタッフの粘り、いい作品を作ろうとする皆のパワーがひとつに結集する。

「カット!」

終わった。
午後3時ごろ撮影すべて終了。
クランクアップだ。
撮り残しがあるのではないかと思うくらい速いペースで撮影は終わった。
すごい。
屋内シーンはほぼ24時間ぶっ続けで撮影していたことになる。
自主のスタッフで睡眠もとらず飯も食わずしかもノーギャラでここまで段取り良く働くスタッフがどこにいるだろうか。
やはりシネマ愚連隊だ!

役者陣にも感謝。
愚連隊常連役者でないとここまでスケジュールの厳しい撮影には耐えられなかったことだろう。
ありがとう。

仮眠。雑談。観光?
各人夜までの時間をのんびりと過ごす。

地獄が過ぎ去り久しぶりにのんびりと出来た。

助監督たちは打ち上げ用の買い出しに出かける。
今夜はバーベーキューで打ち上げ。
みんなおおいに盛り上がろうぜ!

しかし、その後あのような今回の合宿撮影最大の事件が起ころうとはその時はまだ全員知る由もなかった・・・




つづく 
「軽井沢」日記⑨  2005年08月22日
撮影二日目 2001 05/04

朝7時に起床。
女優の宮川ひろみさんとカメラマンの森川健太朗くんの出し。

森川君は最初からこの合宿に一日だけの参加と決まっていた。
5日の日に東京で彼が監督した映画「暴れておっ死ね」が12の眼上映会で上映されるためだ。
彼の途中出しは痛いが最初から決まっていたことなので仕方ない。
このあとの撮影は助監督の石塚君が担当することになる。絵に関しては彼も「悪魔のダッチワイフ」の撮影を担当していたので安心ではあるが助監督(制作部も)兼任ではつらいだろう。

宮川さんの方も最初から決まっていたことで4日の昼にどうしても横浜に行かねばならぬとのこと。
彼女の場合は彼女自身が大変で今日の夜中(明朝)の3時ごろにまた軽井沢に戻ってこなくてはならないのだ。
そこから宮川さんの別荘のシーンを撮影することになる。
車輌部の高田君が都内まで迎えに行くのだが無事戻って来れるのだろうか?

撮影スタート。
と言っても今日の予定分は昨日大体撮り終えてしまったので楽と言えば楽。
別荘前にての撮影が11時スタート予定なのでそれまでに撮れるシーンは山をバックに車が走るカットのみ。
いい天気だ。
空も青く澄み渡り山が綺麗に聳え立っている。

車のカット終了。
あとは別荘のシーンを残すのみ・・・って言っても別荘のシーンがメインなので映画の3/4は占める。
あと私達に残された時間は48時間。
伸ばしても6日の10時(別荘チェックアウト)には軽井沢を出なければならない。撮れるのか!?

10時。助監督がバタツキ始める。

「どうした?」

「11時から予定していた別荘前のシーン撮れません!」

「な、何故!?」

助監督が言うには別荘のチェックインは15時だが前の客が帰るのは10時(チェックアウト)なので11時から別荘前のシーンを撮ろうと予定していたのだが今別荘に問い合わせたところクリーニングの作業車などが別荘前に付くため撮影は無理だと言われたとのこと。
なにっ!
何故事前に確認しておかん!

鬼監督激怒!

結局15時まで待機となった。

本当に撮れるのか?不安がよぎる。
予算がないため大きなライトがあるわけではないので別荘の昼のシーンは昼にしか撮れないのだ。
まあ昼間のシーンは少ないにしろ別荘のシーンは半端じゃなく多い。
しかもどれも大変なシーンばかりだ。ここは軽井沢。しかも別荘貸し切りの撮影。撮りきれませんでしたのでまた来週というようなサークルノリは通用しないのだ。
なんとしても時間内に撮ってしまうしかないのだ。

待機中。時間だけが虚しく過ぎ去っていく・・・

PM3時。やっと別荘周りにて撮影開始。
猿蔵(稲葉良光)と珠江(真美子)のシーンから。とにかく段取りよく急がねば撮りきれない。

外のシーンを終え別荘内に入る。日のあるうちに昼間のシーンを。
段取りよくサクサク撮影は進む。

夕方、高田君、宮川さんを迎えに出発。
明朝3時着予定。その後すぐ宮川さんのシーンからとなる。
宮川さんも大変だ。

夜。ベッドシーンの撮影。
あまりカットを割っている時間もないがこうすればよりエッチに見えるのではないかという芝居、カット割りをスタッフ、役者と共に考えながらの撮影。
なんだかんだ言っても一番気を使うし大変な撮影だ。

撮影中高田君よりスタッフ宛にTEL。
どうやら軽井沢から都内まで死ぬほど混んでいて大渋滞らしくいつたどり着けるかわからないとのこと。
この調子だと軽井沢に戻ってくるのは明日の朝夜明け後になってしまうかもと。
宮川さんの夜のシーンどうするんだ?
暗幕もそんな大量にあるわけでないし撮りきれるのか?

とりあえず今は宮川さん以外のナイトシーンを撮っておくことが先決だ。

とにかく巻き巻きの段取り撮影。
自主映画の現場でここまで段取りいい現場はないのではないだろうかと思うほどスピーディーに撮影は進んでいく。
これも準備をとことんやってくれたスタッフのお蔭。脚本を撮影前日に渡したにも関わらず台詞すべて入っている役者のお蔭。感謝、感謝だ。またこれだけのスタッフ、役者がいなければ今回のような一見無謀な撮影には挑むことはなかったろう。さすがだ。

高田君よりTEL。
車ではどうにもならないので宮川さんに連絡し最終の新幹線で軽井沢に向かってもらったとのこと。
しかしギリギリだったので最終に乗れたかどうかわからないと言う。
その後宮川さんの携帯つながらず。
最終まにあっていればよいが・・・

しかしそれにしても高田君の機転の良さには頭が下がる。
実は高田君は他団体でプロデューサーをされている方で今回は無理を言ってうちの現場で車輌部をお願いして快く引き受けてくれたのだ。
ホントやっぱ現場慣れされている。一味違う。うちの助監督たちも刺激を受け勉強になることだろう。

ところで宮川さんは最終に乗れたのだろうか・・・




つづく
「軽井沢」日記⑧  2005年08月19日
クランクイン 2001 05/03

朝起きると一面雪景色。
冬でもこんな絵撮れないぞ。どうする初夏の映画なのに・・・でももともと何でもありの映画なので初夏に雪ってのも面白いかと助監督たちと笑う。
役者陣呆然。「ホントにやるの?」

まずは乗馬シーンから。真美子さん扮する珠江の乗馬シーン。
準備をしていると雪がやみ晴れ晴れとしてくる。どうやら映画の神様は愚連隊をまだみすててないようだ。いつもギリギリ、ビビらせてくれるが・・・

乗馬シーンを終え馬小屋のシーン。
珠江と稲葉良光くん扮する猿蔵のシーン。猿蔵って今時!?
これでなんとなくどんな映画かわかる方、多分楽しんでもらえると思います。
稲葉君は今回猿蔵になりきるため眉を全部落としての出演。
凄すぎるぜ!

馬小屋のシーン終え次はテニスシーン。もちろん軽井沢ですから・・・
今回の映画の世界観は貧乏人が考える金持ちの世界。もちろんギャグだ。
乗馬ありテニスあり・・・なんたって軽井沢ですから(笑)

テニスシーン。
ザンスさんのアドリブ面白すぎ。笑ってしまうのでまともに芝居が見れない。笑いを堪えるので必死。
演技見てないのでOK出せない。
どうしようと他のスタッフみたら録音部さんも記録さんもみんなよそ向いて笑い堪えていた。
こりゃOKだな。カット。OK・・・出そうと思ったらいきなりカメラマンが「NG。もう一回」。
なんで?カメラマン

「ごめんなさい。笑い堪えててカメラ揺れちゃいました」

恐るべしザンス。

テニスのシーンを終えて昼食。
まずまずのペースだ。昼食後アクションシーン。あれ、アクション映画だっけ?乱歩チックな耽美的ミステリーじゃなかったっけ?まあまあ、そんな固いこと言わず。
助監督Mくん曰く「アクションシーンのない高橋映画なんて**のない*****みたいです」とのこと。
**や*****についてはさておきそんな感じでアクションシーンの撮影開始。
工事現場にての撮影。もちろん許可なしゲリラ。でもあまり危ない所ではない。連休ということもありまあ、ゲリラでも大丈夫でしょう的な所。

役者陣素晴らしい動き!これまた面白い絵が撮れた。満足満足・・・してたらやはり誰かが通報したらしい。工事関係の現場監督あわててやってくる。
でも撮影もう終了していたので「あっごめんなさ~い」とそそくさと逃げる。ギリギリセーフ。
よいこのみんなは真似しないように!
思ったよりアクションシーン早く撮り終えたので他の屋外ロケのシーンも撮っておく。

明日の予定分まで撮ってしまった。
スタッフ段取り善すぎ。今回は時間との勝負で自主の監督、スタッフに弱い「段取り」をキーワードにムチャクチャ短時間で一定のクオリティーを満たした作品を作るということに挑戦したわけだかどうやら今のところはうまく行っているようだ。
しかし「一定のクオリティー」ってのは仕上げてみないとわからないのだが。

曇り空だったので山の風景のカットだけ残しほぼ屋外ロケ終了。あとは別荘の庭付近と屋内シーン。もちろんこの別荘の屋内シーンが長いのだか。
今日の所は無事撮影終了する。
みんなで温泉に行く。なんか地獄でもなんでもないな慰安旅行かこれは。
温泉行った後みんなで食事に出かける。
座敷だ。くつろげる~
横になる。眠気が襲ってくる。すやすや。
これが地獄の合宿なのか。どうなってんだ。
極楽極楽・・・

「は~い。みなさん。戻ります。車に乗ってください」

助監督の言葉で目を覚ます。
そうか今夜もすし詰めの車内で仮眠だった・・・身体痛てぇ。でも寝れるだけましか。寝よう。明日の為に。
しかし役者陣駐車場にて酒盛り始める。

「監督寝てんのか!裏切りモノ~」

軽井沢の夜は今始まったばかりだ・・・




つづく
「軽井沢」日記⑦  2005年08月18日
脚本完成 2001 05/01

ホントにクランクイン(合宿出発日)前日になってしまった。
スタッフの皆さん、役者の皆さん本当にゴメンナサイ。
そしてありがとう。

まあでも大体のところ大筋は箱書きどおり。
そんなに変えてないです。むしろシンプルにわかりやすくしたというか(もともとむちゃくちゃな話しなので)。

今回も脚本からぶっ壊してます。
途中からジャンルすら変わってます。前半は耽美的な乱歩チックミステリー後半は・・・
「~ダッチワイフ」に続きまた無茶苦茶なモノ書いたのでここらでもう少しまともな話し書かんとな。
こんなのしか書けない人と思われてしまう。でも楽しかったけど。

あっ助監督諸君。ごめん。小道具増えてるかも!?






出発 2001 05/02

いよいよ今日、地獄の合宿出発日である。
キャスティング等の諸問題はなんとか解決した。
金なし、時間なしでの今回の撮影どうなることやら。
いきなり雲行き怪しいし(言葉どおり。もう雨降ってるし!?)
とにかく考えていてもしょうがない。やるしかない。
新宿西口スバルビル前。PM9時集合だ!


PM9時に新宿スバルビル前集合。
スチールカメラマンの早田君の車が渋滞に巻き込まれ少し遅れる。
夜出発だとはいえGW。渋滞は免れないだろう。しかも雨降ってるし・・・

役者ザンス(佐藤瑛一)遅刻!
出発までの待ち時間に脚本を役者に渡す。本当に前日渡し。

宮川さん。脚本読んで笑っていた。

ザンスさん到着。
結局9時40分ごろ軽井沢に向けて出発する。

今回の合宿参加メンバーを紹介しておこう。
役者は真美子、宮川ひろみ、岡村多加江、石川謙、松本航平、佐藤英一、稲葉良光。スタッフは技術部に森川健太朗、チーフ助監督に清水雅美、セカンド石塚雅史、新人鈴木に山本、スチール早田昌樹に車輌部高田正男。そして監督の私を含めて15人のチームとなる。

やはり混んでいる。渋滞。
結局3時過ぎごろ軽井沢に入る。

軽井沢に着き現場に向かうため山を越える・・・するとなんと雨が雪に変わっている。
しかもすごく激しく降っている。雪!?GWに!?
なんてことだ。明日クランクインなのに。冬の映画じゃないぞ。

4時ごろ現場に着く。
今晩は現場近くのコンビニの駐車場にて車中仮眠。明日もだけど。

とにかく明日に備えて寝ておこう・・・と眠りかけた瞬間、助監督が財布を落としたことに気づく。
どうやらトイレ休憩をした場所に落としてきたようだ。高田君の車で財布を探しに行く。高速降りてすぐのところまで戻る。

雪の降りしきる中財布探し。

あった!とりあえず財布見つかりホッとする。
現場のコンビニに戻ってきたのが6時過ぎ。明日は7時起床。8時撮影開始なのであと1時間弱は仮眠できる。

しかし雪は私達の不安をよそにおさまるどころか激しく降り続いているのだった・・・




つづく
「軽井沢」日記⑥  2005年08月05日
各パート最終準備 2001 04/29

●機材
手持ちのカメラが不調と言うことで一台もまともなカメラがなくヤバイ雰囲気だったがここにきて3台借りれそうになってきた。さすがDV。手を尽くせばこんな人が持っていたのかってこともある。8ミリフィルムのカメラじゃこうはいかんな。

三脚、照明、レフ板、マイク等なんとかクランクインまでには揃いそうだ。よし。



●美術
超低予算の我々のような現場は金を出してレンタルしてくることが出来ない。

その昔助監督を初めてやったとき美術品借りてこいと言われ小道具担当の人と調布にある「高津商会」という会社の倉庫に言ったのだがそこには何でも小道具がそろっていて監督に言われたものと小道具担当の人が選んだものと自分が選んだものとをトラック(美トラ)に詰め込み帰ったときは自主映画出身の自分にとっては夢のような気分だった。
もちろん衣装、機材(レールやクレーンなど)などについてもだ。
金のない自主映画じゃこうはいかないもんな。
只で借りてくるか、盗んでくるか・・・(って冗談ですよ。冗談。あくまでも)。

現在うちで助監督をやりつつプロでもADをやってる石塚君曰く「自主の方が断然大変!」とのこと。ある意味言えてる。
借りれるものは借りてきてそれでも足らないものは少しでも安いトコで買うしかない。

一番お世話になるのが100円ショップ。あとバザー。愚連隊に欠かせないのが東急ハンズのパーティーグッズのコーナー。
美術品買い出しは助監督に任せてもいいのだが小道具から新しいアイデアがバンバン浮かぶ方なので必ず買い出しは私も同行することにしている。
しかし見てるとついついこれもほしいあれもほしいとなってしまい最後には「もう駄目ですよ、予算ないんですから」と制作部に怒られてしまう監督なのでした。トホホ。



●キャスティング
もうすぐクランクインだってのにまだ決まってない役がある!?馬鹿な!

今回は準備に時間をかけられなかったとはいえこの時点で決まっていないなんてヤバ過ぎ!
GW予定何も入ってませんなんて役者もういないんじゃないか?

でもあせるな。今までだって撮影2、3日前に決まったということよくあったじゃないか。

助監督が「石川謙さんどうでしょう?」といってくる。
石川さんか。シネマ愚連隊作品では「激突大パニック」のマフィアのボス役で出てもらった人。「激突」ではプロデューサー、「BAD」では制作担当でスタッフとしても活躍してもらっている。役者と言うよりはスタッフとしてのイメージが強いが最近は役者としての活動が多いようだ。たしかGWも他の監督作品に出演するとか言っていたが。

石川さんにTEL。他の現場は29、30日が撮影で3日からは空いているとのこと。急遽ではあるがなんとかやってもらえそう。助かる。



●衣装
自主映画の場合だいたいに於いて衣装は役者持ちということになる。サイズなどを考えるとそれが一番楽だし衣装まで回す予算がないのだ。
今のところなんとかなりそうだ。



●車輌
当然のことロケバスなどない。
レンタカーを借りる予算すらない。スタッフ、役者で車を持っている人に出してもらうことになるのだがこれがなかなか車持っている人がいないのだ。
ワゴン車など持っている人がいればよいのだがまずそんな夢のようなことはない。東京に住んでいる人は車どころか免許さえ持っていない人が多い。

スタッフ、キャスト合わせて総勢16、7人にはなりそうなので乗用車であれば4台は確保しなければならない。
助監督清水さん、スチール早田くん、役者松本さんの車なんとかなりそうとのこと。あと一台。

女優の宮川さんが知人で車出してくれる人と言う人を紹介してくれる。これで4台そろった。助かった。ホント皆に感謝。
こんなとき映画というのは一人一人の頑張りがあって作られていくものだとあらためて実感する。

あともう少しだ!





つづく
「軽井沢」日記⑤  2005年08月03日
トラブル発生 2001 04/23

大トラブル発生!
この作品の存亡に関わるトラブルが発生した。とんでもないことだ。
・・・・とここまで書いておきながら残念ながら内容はここに書くことはできない。いくら日記とはいえ公開日記なのであるから書けることと書けないことがある。それほどまでに凄い問題が起きたのだとわかってもらえればありがたい。


「やっぱり、無理ですかねえ」
「撮影できませんかねえ」


と助監督オタオタ。
落ち着け!まずは落ち着くことだ。
もともと映画制作にはトラブルは付きもの。いまだかつてトラブルのなかった作品などあったろうか。
トラブルが起きたときは慌てず騒がずそのトラブルが何故起きたのかの原因を探り応急処置し二次災害など起きないようにしておくことがまず先決だ。
慌てていてはなにも出来ない。駄目だ。無理だ。と思ったときが終わりだ。完成を信じてあらゆる手を尽くせば無理などと言うことはない。

・・・と偉そうなことを書いたがさてどうするか、この問題。これをクリアしなければ撮影には入れない。もちろんまだまだ小さい問題もたくさん残っている。
慌てるな、慌てるな・・・オタオタ・・・オタオタ。






顔合わせ 2001 04/27

とりあえずトラブルの方は助監督たちの活躍によりなんとか回避された。もう後戻りは出来ない。とにかく前に進むべし。

昨日は夜の7時よりメインスタッフ・キャストによる顔合わせ兼衣装合わせ。
我々のような超低予算の映画の場合だいたい衣装は役者が用意する。事前に役者にイメージを伝えるなど衣装打ち合わせをしていて衣装合わせの日に何点か持参してきてもらいそれらを着てみて決定するといった感じである。

今回の場合はホンが出来てないということもあり役者陣も衣装選びにはなかなか苦戦したようだ。
それでも文句ひとつ言わず皆デカイ鞄に衣装を詰め込みやってきていた。すばらしい。

そのなかでも宮川ひろみさんはやはり自主映画の現場を数多くこなされているだけあって自宅で何点か衣装をきて自分でデジタルカメラで撮影したものをファイルして持ってきてくれた。


「スタッフの衣装管理に役立てば」


とのこと。ありがたい。

衣装合わせ兼顔合わせも無事に済む。
役者陣はだいたい愚連隊の映画には1本か2本参加したことがある人ばかりだか過去のいろいろな作品からキャスティングしているので私は全員知っているが意外に役者同士は初対面と言う人が多かったがなんとなくうまくいきそうな雰囲気だった。
また新スタッフの女のコたちもうまくチームに溶け込んでいたので助かった。
顔合わせ後みんなで焼肉を食べに行く。

まだ決まっていないことは多い。
それらをクリアしないと撮影には入れない。
しかしなんとかこのチームで撮影に持ちこみたい。

クランクインは5月3日だ!




つづく
「軽井沢」日記④  2005年08月02日
ロケハン準備 2001 04/21

今晩からロケハンに出かける。
ロケハンとはロケーションハンティングの略で簡単に言うとロケ地の下見である。

スタッフが探してきたロケ地の写真やビデオなどの資料を監督が見てOKが出ればカメラマンなどメインスタッフで下見に行く。
そこでイメージと違えばまたスタッフが探しに行くことになる。

しかし今回の場合はそんなこといってられない。
スタッフが探してきたロケ地に文句などつけずそこで撮れ!といった感じである。
と言っても打ち合わせ等でイメージはだいたい伝えてあるのでそんなに外れることはない。準備期間の短いVシネマや忙しい監督などだとよくあることだ。信頼おける助監督がいればそんなに心配はないのだ。
しかし・・・

助監督から昼2時ごろTELあり。
な、なんと今日がロケハンというのに行く場所すら決まっていないとのこと。ず~と探してはいるのだか撮影当日の合宿場所が決まらないらしい。合宿先が決まればその近くでロケ地を組もうとしていたらしいのだか準備スタートが遅かったのでゴールデン・ウィークということもありどこも埋まっているというのだ。

とりあえずもう少し探してみると助監督。
声のトーンは低い。探すことが出来なければトイレットペーパーに「がんばれ!」と遺書書き残し首吊る覚悟はできているらしい。
そ、そんな!

とりあえず待つしかない。

こういう時はあせってもしょうがないのだ。
演出のことなどイメージを膨らませる。

・・・しかし駄目だ。気になってそれどころではない。だって出発今夜10時だよ。行く場所決まってないってどうすんだよ、一体。とにかく山と川があればどこでもいいよ。後はなんとかなる。
いや、なんとかしてみせる。

PM8時過ぎ。助監督よりTEL。
まだ自殺してはいないようだ。しかし声のトーンはあいかわらず低い。やはり見つからなかったのか?


「・・・合宿先なんとかみつけました」


今夜10時ロケハン出発だ!








ロケーション・ハンティング 2001 04/22

ただいまロケハンより帰ってまいりました。
昨日のPM10時に新宿スバルビル前に集合。スチールカメラマンの早田氏の車に助監督の清水、石塚、撮影の森川そして私の5人が乗り込み出発。行き先は「軽井沢」に決定したとのこと。
昨日も書いたが宿泊先が決まらなかったのがかなり大変だったようだ。とりあえず山と川はあるらしい。あとザンスさんの注文である温泉もあるらしい。なにしに行くんだか・・・?

AM2時ぐらいに軽井沢到着。
朝まで車中で仮眠とる。これが予算のあるプロの作品であればロケハンから旅館に泊りとりあえず宴会となるのだがそんなことは夢の中。夢の中と言っても何故か今夜は寒く熟睡などできなかったのだが。

早朝より移動。まずは合宿先を見に行く。合宿先と言っても実はただ宿泊するだけではない。ここでもちろん撮影も行なうのだ。

助監督が探してきた貸し別荘を2件観て回る。

一軒目。
思ったよりいい感じだ。イメージとは違うが逆にここをイメージしホンを書いてみよう。絵が浮かんできたぞ。よしよし。
助監督曰く「二軒目はあまり期待は出来ないかも」とのこと。
とりおえず一軒目の周辺でロケハン開始。

テニスコート。すぐ見つかる。レンタル料も思ったより安く助かる。
さすが軽井沢。テニスコートは嫌と言うほどある。
車で走っていると乗馬クラブを見つける。箱書きにはないが「馬を出そう!」とスタッフ一同盛り上がる。いいぞ。いいぞ。どんどん面白い絵が浮かぶ。楽しくホンが書けそうだ、うん。

二軒目の別荘へ行くがあまりよくない。
よし一軒目の別荘で決まりだ!

早速別荘を予約し食事を取ってから打ち合わせ。
とりあえず軽井沢篇のロケハンは無事終了。あとは都内だ。

それにしても今回はホン出来てないのでロケハンというよりはシナリオ・ハンティングという感じだったな。シナリオ・ハンティングなんてすごい贅沢だ。でも現場見てイメージを膨らませて脚本書くっていいな。キャスティングにしてもそうだけど俺はどっちかって言うと逆の方が案外いけるのかもなどと考えながらニコニコで都内へ戻る。

あっ、でも撮影まであと一週間ない。
ホン書いて準備して演出考えて・・・笑ってる場合じゃなかった。



つづく
「軽井沢」日記③  2005年07月31日
脚本制作 2001 04/19

キャスティング、スタッフ編成と来て順番からいうと逆になっているとお思いの方もいるとは思うが今日は脚本制作について書いておこう。

脚本と言うのは誰もが知っている通り映画の設計図である。
工事現場なら設計図が出来てから工事にかかる。あたりまえである。設計図が出来てないのに工事に取り掛かるなんてことがあるわけがない。

しかし映画の場合はあるのだ!

「ホンないけどキャスティング!」「ホンないけどロケ地探せ!」など無謀なことを言い出す監督に「マジすか~」と言いながらもすでに動き出している助監督諸君にはいつもながら頭が下がる。
ありがとう。
しかしまったく設計図がないというわけではない。完成脚本がないだけでハコはもう出来ているのだ。

ハコとは「箱書き」の略。
箱書きとは脚本になる前段階のもので台詞などは完璧ではないがシーン割などは出来ているもの。だからハコを観ればどういうシーンがあってどういう芝居がそこで行なわれているのか位は読み取れる。キャスティングだってロケ地探しだって出来ないことはないのだ。


「台詞や動きは撮影当日の朝に役者に渡しアドリブやハプニングを映像に切り取ろう」


なんて偉そうなことは言えない。
ウォン・カーウォイや北野武じゃないっつうの!
「ホン出来てないんで当日まで待って。ごめん」そう言って許してくれる役者陣も凄すぎる!
ありがとう。

ホン出来る前にキャスティングなんてムチャな!
とお思いの役者さんもいらっしゃるだろうが愚連隊的には実はいつもの事だったりする。ここまでひどくはないけど。
役者さんをイメージし「あの人にこういうことやってもらいたい」だの「あの人にこういう役をやらせてみたい」だの「あてがき」と言うんだけどそういう感じで脚本を書いている。そういうやり方もあるんですよ。テレビドラマやメジャー映画なんてよくあることだよ。いや、決して言い訳ではないんですよ。言い訳では・・・

ホン作りも今から始まる・・・しかも二本(T-T)トホホ。






ロケ地探し 2001 04/21

今回は短期間で撮り切らなければならないためロケ地を限定しなるべくその範囲で撮れるようにしなければならない。移動時間を減らし少しでも撮影に時間をまわすということだ。
はずせない所、こだわりたい所を一点決め後はその近くで探すということになる。

自主映画の場合、金がないので金がかかるロケ地は使えない。テレビドラマなら宣伝になると只で貸してくれたりもするが(タイアップ等)それもない。だからといってセットを組むなど出来るはずがない。あたりまえだ。それこそ金がかかってしょうがない。とにかく厳しくともオールロケなのだ。

でもこれは自主映画だけの話しではない。
わたしがVシネマの助監督をやっていたときも同じようなものだった。スタッフが行く常連の飲み屋や蕎麦屋に菓子オリひとつで誤魔化して撮影したりマンションの一室で撮影となればプロデューサーが自宅提供したり。
プロだとかアマだとかないんだなとつくづく思ったものだ。

ちなみに道路で撮影するときには撮影許可書というやつを警察に申請しなければならないんだけど自主映画の場合だいたいゲリラ撮影。
無許可。
許可書申請するだけでも金かかるし繁華街の撮影ともなれば許可下りるまで時間かかるし待たされた挙句許可してくれないということもある。繁華街でのアクションシーンなんて絶対に許可取れない。だからゲリラってことになるんだろうけど「プロはどうしてんだ?」と助監督やる前は思っていた。
だけど実際はプロも同じだったのだ。許可下りないところはゲリラ撮影。警察が来ないか見張りさせられたこともあった。ここでもプロもアマもないんだなと思い知らされた。
でも許可下りる所はとりあえずとっておくに限る。その方が変に気を使わず撮影に専念できるもんね。

新作のロケ地探し。
かなり難航中。今回はそんな厳しい注文出してないんだけどな。「時間がないのが一番厳しいんだよ」と助監督に怒鳴られそうだが・・・とにかく助監督四苦八苦。


俺が書く映画日記より助監督が書く助監督日記の方が断然面白い!?・・・だろうな。




つづく
「軽井沢」日記②  2005年07月30日
キャスティング 2001 04/17

これまた大変である。

今回は脚本の最終決定稿が撮影当日もしくは前日に完成の予定。
「脚本を読んでから決めたい」なんてこと言ってる役者さんは今回は無理!
いままでシネマ愚連隊に関わってくれた役者さんでノリのわかる人、無理の通る人でないと。


助監督と打ち合わせ。箱書きは出来てるのでそれを元にキャスティング。
これだけの短期間に二本撮ろうってんだから助監督もてんてこ舞い・・・えっ二本撮るって公式発表してなかった?

そうなんです。二本続けて撮るんです。

こんなことするのも初。
何故ここまで自分たちを追いこむのか?
なんてそんな疑問は愚問とばかりにコツコツやってくれている助監督諸君。凄すぎる。
ノーギャラなのに・・・(T-T)

今の所決まっているは真美子、宮川ひろみ、松本航平、ザンス、稲葉良光。

岡村多加江にTEL。「やりたい」とのこと。OK取れる。
太った婦人役決定。

若い刑事役に松本さんの友人お願いする。
「脚本なしでは・・・」と断られる。

とにかく立ち止まっている暇はない。サクサクと前に進むべし。
何度も書くが毎回こんな作り方を愚連隊がやっているわけではない。でもあんまりかわんないかな。
締め切りギリギリのパワーというかなんというか・・・ガキのころ夏休みの宿題31日にまとめてやってたクチである。





スタッフ編成 2001 04/18

スタッフ編成。
といっても自主映画の場合たくさん人数いるわけではない。
いや、いるんだけどいるわけがない!(やるやつがいないってことね)

今正式に決まってるトコでは演出部の清水雅美さんに石塚雅史君。撮影など技術部に森川健太朗君。あとスチールの早田昌樹君ぐらいだ。いつもメイクをやってくれていた西澤環ちゃんがスケジュール的に厳しいかもとのこと。う~ん。厳し~い!

スタッフももう一人か二人いてくれると助かるんだけどなあ・・・な~んて言うのは贅沢と言うもの。
よくよく考えれば「痛快エロ坊主」だって純粋スタッフは俺を含めて3人だったし(後はスタッフ兼役者)、「荒野のスキンヘッド」の頃なんか俺以外みんなスタッフ兼役者だった(いや、俺もチョコッと出てるぞ)!

純粋スタッフが5人もいるだけ凄いぞ!!
何事も前向き前向き。ネガティブに考えてたらやってられないぞ、こんなこと。

「ぴあ」の募集記事を見たという人より多数手紙を頂く。
役者希望者が多い中ひとり「スタッフ希望」の人。
今回はやけにスタッフ希望者が少ない。


「愚連隊の現場がキツイって噂が広まってんじゃないスカ!」


と助監督。
真面目にそう思うぐらい今回は少ない。

応募してくる方でスタッフ希望の人にありがちなのがサークルと勘違いしている人やお手伝い感覚の人。残念だかうちの現場は厳しい。お手伝い感覚や遊び感覚だけでは続かないのだ(遊び心は常に持っててほしいが)。
だから最初に


「スゲぇーきついッスよ。プロと同じことやらされてしかもノーギャラっすよ」


と笑いながら言う。
そうするとだいたいの人が断ってくる。どうやらその笑いながらってのが怖いらしい。
ごめんね。
でもサークルはいっぱいあるからまた別なトコにあたってみてね。
だって本当にきついんだもん、うちの現場。
ウソじゃないよ。
クランクアップまでスタッフ、バトル・ロワイヤル。何人生き残るかわからない。その戦場を生抜いたスタッフは最後に必ず笑いながら言う


「本当にキツかったすね」。


今回頂いたスタッフ希望の方の手紙に目を通す。
文面には


「ただの飲み会や出会い系サークルなどはいやです。ちゃんと現場の仕事がやりたいのです」


とのこと。

いけるかも・・・




つづく
「軽井沢」日記①  2005年07月27日
公式 制作発表! 2001 04/16

「悪魔のダッチワイフ」の上映もひとまず終わり、一息つきたいところだか実はもう新作の準備が始まっている。いや、始まっているのではなくちゃくちゃくと進んでいたのだ。

クランクインが4月の28日・・・ってオイオイ。もう2週間もないじゃん。なんてムチャな!・・・と思われる方もいるでしょう。そうなのです。ムチャに挑戦するのがシネマ愚連隊なのです。準備期間も短ければ撮影もハードスケジュールで臨みます。それでどこまでクオリティーを保てるかの挑戦です。

そんなのやる意味あるの?と思われる方もいるでしょう。
何年もかけていい作品を作るのもいいでしょう。しかしそれだけでは愚連隊的には満足行かんのです。限られた予算、限られた時間の中でどこまでいいものを作り出せるか。今までもそうやって挑戦してきました。

ちなみに「痛快エロ坊主」(33分)は撮影日数6日間。「悪魔のダッチワイフ」(51分)は12日間です。
最初に立てた予定は大体クリアしています。

そこで今回は実験的にもっともっと短い撮影日数の中で寝ずに撮影しどこまでやれるのかの挑戦なのです。
なので正式な新作ではないかもしれません。

今までどおりに制作しようと思っている企画は秋に撮影しようと思っています。

とりあえず今回の撮影は超ハードスケジュールです。今回の撮影についてはなるべく撮影日記をつけていこうと思っていますのでぜひぜひリアルタイムで撮影の楽しさ、苦しさを体感してみてください。

それでは愚連隊春の陣開幕です!



つづく

出演:真美子 石川謙 佐藤瑛一 宮川ひろみ 岡村多加江
稲葉良光 早田昌樹 松本航平

監督:高橋亨

  

この作品は2001年のGWに3日間で撮影し2002年の12月に開催した「愚連隊祭り」にて初公開され、何故か(笑)人気を博した作品で今でも作品人気投票では2位をキープしているという愚連隊史に残る傑作と言われた怪作なのである(笑)。

そういう意味ではそれまで愚連隊作品は野郎の映画、男の映画が多かったのだが「軽井沢」に関しては・・・いや、やっぱり男の映画か(爆)。

まだ未見の方もおられるでしょうし、内容はあまり明かせませんがそれまでの愚連隊作品とは一風変わった作品を発表し当時、話題になったことは事実です。
この作品はある意味、かなり、趣味性が強く、エンターティメントよりはカルト作品に近いのではと言う意見もありますがその判断は見た方にゆだねたいと思います。


不定期ではありますが当時の「軽井沢」製作日記をまたこのブログにて再掲載していきたいと思います。

「掲示板」時代にも再掲載したことがあるのでリアルタイムの時から読まれてる方は3度目となりますが「懐かしさ」を感じていただければと思います。
初めて読む方、まだ「軽井沢」を体感したことない方は是非、「軽井沢」日記を読まれてから「軽井沢」を見ていただきたいと思います。







ではでは「肉・肉・カメラ・肉・カメラ」伝説の始まり始まり・・・(笑)



つづく
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